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【ワールドカップ】サッカー日本代表の森保一監督に、セルジオ越後が渡した東照宮のお守り「優勝ではなくベスト8もとても名誉なこと」 (2ページ目)

  • 渡辺達也●構成 text by Tatsuya Watanabe

【階段は一歩ずつ上るもの】

 ただ、最初にも言ったけど、決勝トーナメントに向けて、スウェーデン戦はいいクスリになった。オランダに引き分けて、チュニジアに快勝して、選手もファンもこれでいけると思った部分があったかもしれない。メディアも「優勝だ」と煽るしね。

 チームを引き締める意味で、ここでスウェーデンに引き分けたのは悪くないよ。もう一度、自分たちはチャレンジャーであることを意識してくれればいい。

 あらためて、このチームが目指すのは優勝じゃないと思う。過去最高のベスト8を達成できれば万々歳だ。僕は今年、森保監督と食事をした時にこう伝えている。「優勝できたら、それに越したことはない。でも、ベスト8もとても名誉なことだよ」とね。だって、日本サッカーの歴史で初めてだよ。外国人監督も含めて、今まで誰も達成していないのだから。まずはそこを目指すべきじゃないかな。

 ちなみにその時、僕は森保監督に日光東照宮のお守りをふたつ渡した。前回のカタール大会前にも同じものをふたつ渡したのだけど、ドイツ、スペインに勝って2勝してくれた。験を担いで今回もふたつ渡したけど、ひとつでも多く勝ってくれるといい。期待したいね。

 階段は一段ずつ上るもの。一番上ばかり見ていると、足を踏み外してしまう。だから足元を見て、一段ずつ着実に上るべき。森保監督も選手たちも、目の前の試合に集中して上を目指してほしい。

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著者プロフィール

  • セルジオ越後

    セルジオ越後 (せるじお・えちご)

    サッカー評論家。1945年生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。17歳の時に名門コリンチャンスのテストに合格し、18歳の時にプロ契約を結び、MF、FWとして活躍した。「エラシコ」と呼ばれるフェイントを発案し、ブラジル代表の背番号10を背負った同僚のリベリーノに教えたことでも有名。1972年に日本リーグの藤和不動産(湘南ベルマーレの前身)から誘いを受け、27歳で来日。1978年から日本サッカー協会公認の「さわやかサッカー教室」で全国を回り、開催1000回以上、のべ60万人以上を指導した。H.C.日光アイスバックスのシニアディレクター。日本アンプティサッカー協会最高顧問。公式ホームページ【http://www.sergio-echigo.com】

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