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サッカー日本代表はこの26人でトーナメントを戦えるのか コンディションが不確かなうえに多機能性が欠如 (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Shigeki Sugiyama

 各選手が備える多機能性に、森保監督はなぜ目を背けてきたのか。1998年のオランダのような、戦術的な交代が鮮やかに決まったいいサッカーを見たことがないからではないか。ワールドカップやユーロ、CLのそれぞれの最終盤を戦うチームが、そこまでどんなやりくりをしながら勝ち上がってきたか。それを知らずしてトーナメントは勝ち上がれない。

 せいぜい4試合で終わりそうな26人に見えて仕方がない。何より描いている絵に貧しさを覚える。その26人が30人以上に見えるサッカー。アイデア満載のサッカーでなければ優勝は夢の夢だ。優勝を口にする前に、やるべきこと、学ぶべきことは山のようにある。もっと夢を抱ける26人を選んでほしかった。

著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

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