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【サッカー日本代表】セルジオ越後が語るウェンブリーのイングランド戦の記憶「日本は昔とは違うというところを見せてほしい」 (2ページ目)

  • 渡辺達也●構成 text by Tatsuya Watanabe

31年前の対戦時は客席がガラガラだった】

 ウェンブリーでのイングランド戦といえば、1995年のアンブロカップ以来2度目(当時は旧スタジアム)。もう31年も前になるのか。当時の日本代表の監督は加茂(周)さんで、後半早々に先制点を奪われたものの、カズ(三浦知良)のコーナーキックから井原(正巳)がヘディングを決めて同点に追いついた。終了間際に柱谷(哲二)のハンドでPKを与えて負けてしまったけど、90分間を通してひるまず、結構いい試合をした。

 ただ、当時のウェンブリーは約8万人収容だけど、客席がガラガラだったことも覚えている。せいぜい2万人くらいじゃないかな。向こうのサッカーファンにすれば、勝って当たり前の試合で、わざわざ観に行くまでもないということだったのだろう。

 イングランドとはその後、2度対戦して(2004年、2010年)1分け1敗。勝てそうで勝てない。パワーを前面に押し出す堅いサッカーで、日本としてはやりづらさもある。でも、そろそろ勝ちたいね。昔とは違うんだというところを見せてほしい。

 試合展開としては、ホームの後押しもあり、立ち上がりからイングランドが攻めてくるはず。日本のボランチと最終ラインがどう対応するのかがポイントだ。守ってカウンターを狙う展開になるだろう。ある程度我慢できれば、必ず流れは来る。期待したいね。

(29)を読む>>>サッカー日本代表のイングランド戦を前に、セルジオ越後「守田を呼ばない理由がよくわからない。本番では絶対に必要だよ」

著者プロフィール

  • セルジオ越後

    セルジオ越後 (せるじお・えちご)

    サッカー評論家。1945年生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。17歳の時に名門コリンチャンスのテストに合格し、18歳の時にプロ契約を結び、MF、FWとして活躍した。「エラシコ」と呼ばれるフェイントを発案し、ブラジル代表の背番号10を背負った同僚のリベリーノに教えたことでも有名。1972年に日本リーグの藤和不動産(湘南ベルマーレの前身)から誘いを受け、27歳で来日。1978年から日本サッカー協会公認の「さわやかサッカー教室」で全国を回り、開催1000回以上、のべ60万人以上を指導した。H.C.日光アイスバックスのシニアディレクター。日本アンプティサッカー協会最高顧問。公式ホームページ【http://www.sergio-echigo.com】

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