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【サッカー日本代表】ジャーメイン良がデビュー戦4ゴールで得た自信「シャドーのポジションで新しい形を示せた」 (3ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei

【1.5列目が強みを一番出せる】

── 代表でもやれる、という手応えや自信は生まれてきたでしょうか。

「広島では1トップで出ることが多いですけど、E-1ではシャドーのポジションで起用されて、そこで結果を出すことができた。今の代表を見ても、技術的に抜けている選手が多い分、ストライカータイプのシャドーはあまりいないと思うので、そういう役割ができたのはまた新しい形を示せたんじゃないかなと。

 その意味では手応えを掴めましたし、ここからチームでも結果を出していけば、次の遠征にも選んでもらえる可能性は、少しはあるのかなと思っています」

── 1トップよりもシャドーのほうがやりやすい部分はありますか。

「(磐田に所属していた)去年はどちらかというと2トップのような形でやっていて、自分は1.5列目ぐらいに位置することが多かったんです。サイズのある選手の少し後ろでプレーするのが、自分の強みを一番出せるのかなとは思います。だけど、一番前でやれることも自分の武器になると思うので、ポジションにこだわらず、可能性を狭めないようにやっていきたいです」

── 今シーズン、磐田からサンフレッチェ広島に移籍しましたが、あらためて移籍の経緯を聞かせてください。

「ジュビロでJ1に残留できれば一番よかったんですけど、力及ばず、J2に降格することになってしまいました。その意味ではチームに貢献できなかったですけど、一方で自分のなかでは納得のいく数字(19得点)を出せたという手応えもありました。移籍を考えるなかで、タイトルを獲れる力のあるチームでチャレンジしてみたい、という思いが一番強かったですね」

── おそらくオファーが殺到したなかで、広島を選んだ理由はなんでしょうか。

「ひとつは、フォワードに絶対的な選手がいなかったということ。それと、広島はあまり外国人に頼らないチーム作りをしていることも大きかったですね。あとは、自分は東京とか横浜とか、あまり都会が合わないんですよ(笑)。ほどよく都会で、地方にある広島という街も自分に合っているのかなと」

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