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【サッカー日本代表】ジャーメイン良がデビュー戦4ゴールで得た自信「シャドーのポジションで新しい形を示せた」 (2ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei

【固め打ちができる秘訣は...】

── ジュビロ磐田に所属した昨年の川崎フロンターレ戦(3月1日/J1第2戦)でも、ひとりで4ゴールを決めていますよね。

「そうですね。去年は川崎戦だけじゃなくて、複数得点を記録した試合が多かったんですよ。自分としても1点取ると、そこから乗っていけるというところはある。香港戦でも最初のシュートで点が取れたので、去年のような爆発力が出たのかなと思います」

── 固め打ちができる秘訣はありますか。

「最初のシュートが入るかどうか、じゃないですかね。そこで入ったら、リラックスできますから。特に秘訣はないですけど、やっぱり気持ちの部分が大きいと思います」

── 韓国戦の決勝ゴールも見事な一撃でした。

「(相馬)勇紀がいいボールを出してくれたので、合わせるだけでした。香港戦でも勇紀のクロスから2ゴールを決めていますけど、質が高かったですね。

 勇紀はドリブルで抜ききれる選手なので、クロスの上がってくるタイミングがわかりやすいんですよ。韓国戦でも、もし点が取れるとしたら勇紀のクロスに合わせる形かなと、前日にイメージしていて、まさにそのとおりになりました」

── 国内組だけの構成となったE-1選手権には、どういうモチベーションで臨んでいたのでしょうか。

「代表経験のある(長友)佑都さんや勇紀とかは、来年のワールドカップも意識してやっていたと思いますけど、自分は初めての代表でしたし、まずこの大会で結果を出して、優勝するということしか考えていませんでした。

 ミーティングでは『ワールドカップで優勝するために』というワードが、森保さんや名波(浩)さんから何度も出ていました。だけど自分としては、まずこの大会で結果を出さないと、その先にはつながらない。

 来年のワールドカップよりも、このE-1にすべての力を出しきるという意識で臨んだ結果、ある程度のインパクトを与えられたと思っています。この大会に対する取り組みが結果につながったことは、よかったですね」

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