サッカー日本代表・ワールドカップ最終予選のMVPは? 佐藤寿人が守田英正と鎌田大地を選んだそれぞれの理由 (4ページ目)
【まだ国内組との間には差がある】
また新戦力という意味では、7月に行なわれるE-1選手権も注目です。国内組が主体になると思いますが、今回の2連戦に選ばれた選手たちは継続的に選ばれる可能性が高いでしょう。鈴木淳之介は非常によかったと思いますし、ほかの国内組にとっても再びアピールの場となるはずです。
日本代表は海外組が中心となって久しいですが、前回のカタールワールドカップでは谷口彰悟が国内組でも十分にやれるところを証明してくれました。その前例は、Jリーグでプレーしている選手たちを勇気づけると思います。
一方で、やはり日常の経験が成長速度を上げていくためには重要です。今回の2連戦でもプレー強度や対人のところで、インテンシティの高い日常を過ごしているコアメンバーと、国内組との間には差があると感じられました。
もちろん、E-1を経験してメンバー争いに食い込んでいく可能性もありますけど、E-1で圧倒的なパフォーマンスを披露し、プレー環境を変えるくらいにならないと、簡単ではないのかなと思います。それだけの活躍を見せられる選手が現れるのか。E-1ではそこに注目したいですね。
【profile】
佐藤寿人(さとう・ひさと)
1982年3月12日生まれ、埼玉県春日部市出身。兄・勇人とそろってジェフユナイテッド市原(現・千葉)ジュニアユースに入団し、ユースを経て2000年にトップ昇格。その後、セレッソ大阪→ベガルタ仙台でプレーし、2005年から12年間サンフレッチェ広島に在籍。2012年にはJリーグMVPに輝く。2017年に名古屋グランパス、2019年に古巣のジェフ千葉に移籍し、2020年に現役を引退。Jリーグ通算220得点は歴代1位。日本代表・通算31試合4得点。ポジション=FW。身長170cm、体重71kg。
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著者プロフィール
原山裕平 (はらやま・ゆうへい)
スポーツライター。1976年生まれ、静岡県出身。2002年から『週刊サッカーダイジェスト』編集部に所属し、セレッソ大阪、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、日本代表などを担当。2015年よりフリーランスに転身。
【図】5年後の日本代表の先発メンバーを予想してみた
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