パリ五輪代表メンバー争い最大の激戦区「FW」 最後にモノを言うのは実績か勢いか、それとも... (3ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki

 パリ五輪では対戦相手のレベルが対アジアよりも上がるとはいえ、必ずしも一方的にボールを保持されるような試合になるとは限らない。むしろ日本が長くボールを保持し、いかに相手ゴールをこじ開けるか。そんな展開になる可能性も十分にある。

 だとすれば、フィールドプレーヤー16人という限られた人数で、できるだけ多くの攻撃パターンを構築したい。単なる選手の置き換えになるような、似たタイプをベンチに置くことは得策ではない。

 だが、明確な強みを持つ選手はそれだけ有利とも言える一方で、裏を返せば、使えるポジョンや状況が限られる選手だとも言える。

 大岩監督は、本番での最大6試合をどうシミュレーションし、どんなメンバーを前線にそろえるのか。

 決断する当事者にとっては、最も悩ましいポジションになりそうだ。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る