森保ジャパンの「1トップ問題」豪華タレントがそろう2列目との格差をどう埋めるべきか
9月の欧州遠征では、強豪ドイツ、難敵トルコに快勝した日本代表。攻守ともに安定した戦いを見せて、カタールW杯以降のさらなる成長を感じさせた。
なかでも際立っていたのは、多彩なタレントをそろえる2列目の攻撃陣。ドイツ戦で先制ゴールを決めた伊東純也をはじめ、久保建英、鎌田大地、三笘薫らが"世界レベル"のパフォーマンスを披露した。さらに、トルコ戦では中村敬斗が2ゴールを決めるなど、新たな戦力も台頭しつつあり、質、量ともに申し分ない状況にあると言える。
だが、そんな2列目に比べて、物足りなさを感じたのが「1トップ」である。欧州遠征では上田綺世、浅野拓磨、古橋亨梧が同ポジションを担ったが、いずれもスケール感が乏しく、高い存在感を示した2列目の面々との力量差はかなり大きいように見えた。
現状、確固たる選手がいない「1トップ」は、はたしてこのままでいいのだろうか。現有戦力たちが熾烈なポジション争いを演じて、誰かしらの成長を待つしかないのか。あるいは、新たな人材の登用を考えるべきなのか。森保ジャパンが抱える「1トップ問題」について、識者3人に意見を聞いた――。
ドイツ戦では上田綺世が1トップで先発出場したこの記事に関連する写真を見る
1 / 4