森保ジャパン新チームのキャプテン&中心メンバーは誰か 識者5人が挙げた納得の主将と攻守のリーダーの名前 (2ページ目)
【キャプテンは遠藤航、中心は鎌田大地】
小宮良之(スポーツライター)
森保一監督は、引き続き吉田麻也(シャルケ)にキャプテンを求めるだろう。カタールW杯は最大の成功であり、そのチームを継承する形になる公算は高い。二人の信頼関係は絶大だ。
しかし新チーム編成を考えるなら、遠藤航(シュツットガルト)のようなタイプがキャプテンにふさわしい。メンタル的にもタフで、周りに一目置かれ、責任感でプレーを好転させられる。何より、今のチームは「守備ありき」の比重が高く、攻撃的にシフトするには、中盤でバックラインと前線をつなげるバランサーの発言力が必要だ。
中心選手には、鎌田大地(フランクフルト)を推したい。
カタールW杯でも、鎌田の存在が戦術決定に影響を及ぼした(フランクフルトと同じ布陣だった)。戦術的にチームをけん引していくべき立場。彼の発言権が増すことで、攻撃に広がりが出て、プレーの再現性が増し、例えばコスタリカ戦の勝率を確実に上げられるはずで、スペイン、ドイツに一方的に攻められ続けることもないだろう。
ハイラインを敷いて、遠藤を中心に高い位置で守りながら、鎌田をエースに久保建英(レアル・ソシエダ)、堂安律(フライブルク)、上田綺世(セルクル・ブルージュ)などが持ち味を出せるか。
三笘薫(ブライトン)は一人でも「戦術」となるはずで、彼がいい形でボールを受けられる仕組みを整えることが重要課題だ。
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