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日本代表W杯メンバー26名、識者5人はどう読む。当落線上の選手は? サプライズはあるか? (5ページ目)

  • photo by Getty Images

深刻な問題は遠藤航のバックアップ不在
その穴埋めができる選手とは?

小宮良之氏(スポーツライター)

◆ワールドカップ予想メンバー26名
【GK】川島永嗣、権田修一、シュミット・ダニエル
【DF】長友佑都、吉田麻也、酒井宏樹、谷口彰悟、山根視来、板倉滉、中山雄太、冨安健洋、伊藤洋輝
【MF/FW】原口元気、遠藤航、伊東純也、橋本拳人(or長谷部誠)、南野拓実、古橋亨梧、守田英正、鎌田大地、三笘薫、旗手怜央、堂安律、上田綺世、田中碧、久保建英

 森保一監督は、よくも悪くも"功労"を重んじる。どれだけ代表のために戦ってきたか。その時間と質を掛け合わせて"貢献ポイント化している"と疑うほどに、その筋は曲げない。

 高いレベルで活躍している選手を見出し、力を引き出し、一気にチーム力を上げるという独創性は皆無。封建的で、保守的で、"負けない"を重んじる指揮官だ。

 それだけに、欧州遠征の30人が刷新される可能性は低いだろう。30人マイナス4人に、1人、2人の入れ替えと、最小限の変更になる公算が高い。それがベストか、というよりも、それが森保ジャパンなのである。

 一番の懸案は、主力にも割って入っていた板倉滉のケガからの復帰状況だろう。それ次第で、いくつか人選は変わる。

 また、"愛息"浅野拓磨も回復次第で選出しそうで、Jリーグでも無理がきかなくなった大迫勇也も"貢献ポイント"は高い選手だ。

 編成面の深刻な問題は、遠藤航のバックアップ不在だろう。板倉は候補だが、あくまでセンターバックで、故障上がりで負担をかけるべきではない。エクアドル戦にボランチで先発した柴崎岳は力不足で、アンカーはもっと厳しい。

 そこで、柴崎と同じスペイン2部で定位置を奪いつつある橋本拳人を推す。守備面で計算できるMFだ。一縷の望みは、長谷部誠の代表復帰。ボランチでの起用は長い時間は苦しいかもしれないが、3-4-2-1でのリベロで、その場合は守田英正、田中碧のボランチでも機能させられるはずで......。

 すべては森保監督の胸三寸で決まる。

◆ワールドカップ予想(理想)布陣

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