2022.06.17

金田喜稔&木村和司が森保ジャパンを徹底検証「GKを含めてDFラインの再考は必要かもしれない」

  • 小室功●取材・構成 text by Komuro Isao

日韓W杯20周年×スポルティーバ20周年企画
「日本サッカーの過去・現在、そして未来」
レジェンドたちが語る日本サッカーの「進化」
金田喜稔×木村和司 対談(3)

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「強豪ドイツが相手でも『サッカーができる』確率は上がっている」(金田喜稔氏)。photo by Takahashi Manabu「強豪ドイツが相手でも『サッカーができる』確率は上がっている」(金田喜稔氏)。photo by Takahashi Manabu この記事に関連する写真を見る ――今年11月に開幕するカタールワールドカップでは、日本はグループリーグでドイツやスペインといった強豪国とぶつかります。

木村「負けたら終わりの決勝トーナメントとグループリーグでは試合の重要度が違うけれど、ワールドカップに出てもなかなか対戦できない相手だからな、これはもう楽しみしかないよ」

金田「同感。ワールドカップに出てくる国はどこも侮れない。なかでも、優勝経験のある国と真剣勝負ができる機会は貴重だよ」

木村「ドイツはとにかくまじめだからな。そこに勝つのは難しいかもしれないが、最低でも引き分けたい。だからといって、守ってばかりいたらダメ。どれだけ攻めに出ていけるか。そこは大きなポイントだと思う」

金田「遠藤(航)とか、田中(碧)とか、鎌田(大地)とか、ドイツでプレーしている日本の選手は多い。ふだんから対戦しているわけで、まったく知らない相手でもない。勝つ確率は確かに低いかもしれないけど、怖気づく必要もない。

 ここまで積み上げてきた日本の選手たちの実績を考えれば、強豪のドイツが相手でも"サッカーができる確率"は上がっていると思う。グループリーグの初戦は本当に大事。負けないでスタートするのが鉄則やな」

――もうひとつの強豪国、スペインとの対戦はグループリーグの最終戦です。

木村「ワシはドイツよりスペインのほうが戦いやすいかなと感じる。(2試合を終えた段階で)お互いの状況がどうなっているか。それによって、試合の位置づけが変わってくるな」

金田「スペインについては、昨年の東京オリンピックでの経験が生かされると思う。決勝トーナメントの準決勝で対戦して、延長の末0-1で負けてしまったけれど、スペインの五輪代表にはフル代表のメンバーも多かった。同じピッチに立って、できた部分、できなかった部分、いろいろなことを体感できたからな、そこは大きいよ」

――2012年のロンドンオリンピックでは、グループリーグの初戦で日本はスペインに勝っています。

木村「そういう経験が日本にとって前向きな材料になるよ。スペインのようにボールを動かしてくるチームのほうがやっぱり慣れているんじゃないかな。スピードとパワーで押しきろうとしてくるチームよりは」