U−19日本代表初陣、輝きを放ったダイヤの原石たち。日の丸を背負う意識が芽生えて「キャラ変」した選手も... (3ページ目)
(試合終盤になると)みんなも体が動かないので、しゃべっていかに守れるかというのを学んだ。そういうところが(アルジェリア戦では)最後のブロックにつながった。プロの試合に出た経験がこの一戦で出せたのかなと思います」
代表での経験はクラブに持ち帰り、クラブでの経験も代表に持ち込む。そんな"好循環"は今後も続けていきたい。
★菊地脩太(きくち・しゅうた/DF/18歳/清水エスパルス)
2003年8月16日生まれ、静岡県出身。清水のジュニアユースから育って昨年8月に2種登録でトップチームに登録された。天皇杯4回戦・川崎フロンターレ戦でJリーグデビューを果たす。今季もすでにルヴァンカップ3試合でフル出場して1勝2分とチームに貢献している。
アルジェリア戦とコモロ戦では、田中とともに最終ラインで身体を張った。
「ふだんの自分は、ちょんと足を出して相手からボールが離れたら取る感じの選手。日本ではあんまりゴール前で身体を張るプレーとかないんですけど、アルジェリア戦は特にできたかな」
戦うスタイルへの"キャラ変"には自分でも驚いていると言う。
「所属チームでももちろんそういう(熱い)気持ちはありますけど、やっぱり(フランスでの)試合に日本の方が応援に来てくださっているので、日本のためというか、ここで身体を張らなきゃという気持ちにはなります」
海外遠征は中学3年生のU−15イタリア遠征以来で、実に3年ぶりだ。海外勢との試合は、やはり刺激に満ちている。
「単純に強さ、速さは違います。日本でも海外の選手はいるんですけど、全員が外国人というのが日本で対戦する時と違うことですね。
海外の選手は、体格も顔つきも全然違うし、大人に見えます。僕らも大人ですけど、子どものような感じにさせられるというか。でも、ピッチに入ったら一緒なので、互角に戦えればと思います」
将来的には、どうなりたいのか。
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