日本サッカー界の「天才」ランキング。
「リアル翼くん」は誰だ?
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プロ野球界の「天才」と言えば、長嶋茂雄、落合博満、イチロー......といった名前が挙がるのだろうか。では、サッカー界の「天才」と言えば、誰か? 今回、サッカー界に精通する識者に、そんなアンケートを実施してみた。結果は、以下のとおりである。
第3位:久保建英(9ポイント)
photo by Getty Images「日本人ナンバー1選手になろうとしているのか、すでに到達しているのか。日本サッカー界にとって、『不世出』と言える選手であることに間違いない。
子どもの頃から有名だった選手が、その後も順調に育っていくケースは、実は少ない。当初の期待値を下回る選手で終わる場合が大半だが、久保は19歳になった今なお、順調だ。疑心暗鬼になりながら、目を凝らしてきたつもりだが、翳(かげ)りはない。壁に当たっていない。
何より、日本のどの選手よりも、醸し出す雰囲気がサッカー的。サッカー選手らしい匂いがする。そこに、天才性がうかがえる。本物の匂いを感じる選手だ」(スポーツライター・杉山茂樹氏)
「"天才"――久保は、その象徴的選手である。
幼くして名門バルサに才能を見初められ、日本に戻って16歳にしてプロデビューし、もてはやされている。しかし真骨頂は、そこからだろう。17歳のプロ選手としては、凡庸の域を出なかったが、1シーズン後に激変。わずか半年の間にFC東京の主力、エースとなり、18歳で代表に選ばれ、レアル・マドリードに入団。その変化は激しく、"変異"に近い。
マジョルカでの挑戦1年目も、成長を続けた。活躍により、リーグ5位のビジャレアルへの移籍が決定。19歳になった今、市場価値は30億円以上に高まっている。環境に適応し、劇的に進化していく姿は、まさに天賦の才だ」(スポーツライター・小宮良之氏)
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