2020.09.01

日本代表で繰り返す左SB不在問題。
長友佑都の後釜は誰がいいのか?

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

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 現時点における日本代表のベスト11を考える時、最も頭を悩ませるのは、2008年から始動した第2次岡田ジャパン以来"鉄板状態"が続いている「左サイドバックの人選」だろう。

 なぜなら、そのポジションを長年にわたって守り続けてきた長友佑都が、所属するガラタサライで構想外となり、もう半年以上も実戦から遠ざかっているからだ。

長友佑都も今年9月で34歳になる 現在の長友は無所属の状態で、新天地を探している最中(現地8月31日にマルセイユへの移籍が決定)。もし通常どおりに日本代表の活動が行なわれていたとしたら、果たして森保一監督はW杯予選で誰を左サイドバックとしてチョイスしていたのだろうか?

 今年9月で34歳を迎える長友の代表デビューは、今から12年以上も前の2008年5月24日・コートジボワール戦にまでさかのぼる。もちろん、あの強靭なフィジカルとスタミナがあれば2022年のカタールW杯までは十分にプレーできそうだ。

 だが、いずれ近い将来には引退の時が必ずやって来る。少なくとも2年後のカタールW杯を目指すうえでは、長友の負担を軽減するためにも、強力な左サイドバックのバックアッパーが必要であることは間違いないだろう。

 2018年9月にスタートした森保ジャパンがこれまで戦った試合で(東京五輪世代を主体に臨んだコパ・アメリカ3試合とE-1選手権3試合を除く)、基本布陣「4−2−3−1」の左サイドバックで先発したのは、長友が20試合中12試合でダントツのトップ。次いで佐々木翔(サンフレッチェ広島)の6試合で、山中亮輔(横浜F・マリノス→浦和レッズ)と安西幸輝(鹿島アントラーズ→ポルティモネンセ)が1試合という状況だ。

 つまり、長友の控えとしては佐々木が最有力候補となるわけだが、しかしこれまでの代表でのパフォーマンスは芳しいものとは言えず、長友を脅かす域には達していない。しかも所属する広島では3バックの左でプレーしていることを考えても、新戦力の発掘が急務であることは明白だ。