2020.06.14

W杯史上最多ファールは日本? 
Optaがツイートした試合を検証した

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

 数えてみると、確かにオルテガは12回のファールを受けている。加えて、オルテガがファールを受けながらも、レフリーが流した(アルゼンチンの攻撃が続いていた)ケースも、映像で確認できただけで3回はあった(そのうちのひとつでは、井原正巳が激しく体をぶつけ、イエローカードを受けている)ので、本来的には12回よりも多いのだろう。

 個人別でも、Optaが指摘している通り、山口と中西が最多で4回ずつ。レフリーが流したケースもそれぞれに1回ずつあり、いずれにせよ、ふたりがトップタイであることは確かだ。

 とくに中西は、オルテガとのマッチアップが目立ち、ファールの有無にかかわらず、両者がもつれる場面は多かった。互いに再三やり合った結果、中西もオルテガからふたつのファールを受けている。

 ちなみに、この試合の主審は、オランダのマリオ・ファンデルエンデ。不思議と日本戦に縁があり、前年のアジア最終予選カザフスタン戦(国立/5○1)でも笛を吹いている。

 しかしながら、確かに日本のファールは多いものの、日本が押されまくった挙句にやむなくファールを連発、というような試合ではなかった。

 オルテガが受けた12回のファールのなかで、日本から見て最も危うかったのは68分のシーン。中西はオルテガのドリブルに完全に振り切られており、やむなく後方から遅れて足を伸ばすしかなかった(イエローカードも受けている)。