福田正博は惨敗したU-23日本代表に「もう一度見たい選手」が2人いる (4ページ目)
この先、U-23代表チームは、3月に南アフリカ、コートジボワールという東京五輪出場を決めているチームとの強化試合がある。彼らは五輪開催国でのテストマッチということで、ベストメンバーを組むことが予想される。
国際Aマッチデーに行なわれるため、U-23代表も海外組の招集が可能だ。ただ、同時期にA代表がW杯アジア2次予選に臨むため、久保建英や堂安律、冨安らをどちらのチームで招集するのか難しい判断を迫られるだろう。ただ、昨年11月のU-23コロンビア代表戦のように、東京五輪世代はU-23代表に集中させる可能性はある。
今大会のグループリーグ敗退という結果は重く受け止めなければいけない。そうしたなか、東京五輪に向けて本番で対戦する可能性のあるチームとどう戦うのか。選手たちが生き残りを懸けてどんなプレーを見せてくれるのか。風当たりが強くなっているなか、五輪代表世代にそれに反発するパワーが生まれることを期待している。
また、森保監督には勝ちにこだわる采配を期待したい。これまでは選手の見極めに重点を置く傾向が強く、試合展開に応じた手を打つのが遅いと批判をされてきた。そうした批判を受けながらも、ブレずに自らのスタンスを貫いてきた森保監督だが、本番で対戦する可能性のあるチームと戦える機会はそうあるものではないだけに、貪欲に勝利を追求する姿勢を見せてほしい。
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