2018.12.20

自分のことを誰も知らない土地に移籍。
三好康児には覚悟がある

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 高橋茂夫●撮影 photo by Takahashi Shigeo, AFLO

東京五輪を目指す若きフットボーラーたち(4)
北海道コンサドーレ札幌・三好康児@前編

 小学生時代から過ごしたクラブを離れ、誰も自分のことを知らない土地にやってきた2018年シーズン、プロ4年目にして初めてレギュラーとしてフル稼働した。代表の活動も増えてコンディション調整に苦労しながらも、シーズン終盤に会心のゴールを連発。あらためて能力の高さを証明したU-21日本代表の10番、三好康児の今に迫る。

「東京五輪を目指す若きフットボーラーたち」(1)から読む>>>

MF三好康児(みよし・こうじ)1997年3月26日、神奈川県生まれ。川崎フロンターレU-18出身―― 小学生時代から過ごしてきた川崎フロンターレを離れ、大きなチャレンジをしたシーズンでしたが、自身の変化、成長をどう感じていますか?

三好康児(以下:三好) 今年、札幌に来るにあたって、それだけの覚悟を持って来ました。別に川崎にいたとき、甘えていたわけじゃないですけど、サポーターの方々も小さいころから見てくれているので、たとえ僕のプレーが悪かったとしても、優しい声をかけてくれて。でも、自分のことを誰も知らない土地で勝負したい、という想いがありました。

―― 北海道コンサドーレ札幌にもアカデミー育ちの選手は多いから、サポーターにとっては彼らのほうが可愛いでしょうし。

三好 そうですね。結果を残さないと、ここでは認めてもらえない。そういう覚悟を強く持たないといけないと思っていました。あと、今年はシーズンを通して試合に出させてもらって、アンダーの代表もあったから、本当にあっという間でした。これだけ試合に出させてもらったのは初めてなので、いいところも、悪いところも出たと思います。

―― 今年見ていて感じたのは、ピッチ内外で喜怒哀楽がすごく出るようになったということです。それこそ、ミックスゾーンでの言葉にも重みが増したように感じます。川崎時代はどうも優等生発言が多かったから。

三好 ハハハ。やっぱり川崎のときは途中出場が多くて、自分は主力じゃないと感じていて。だから、チームのことをそこまで考えられなかったというか。言い方は悪いですけど、自分のことしか考えてなかった。でも、これだけ試合に出させてもらうと、結果に対する責任を負わないといけない。それは札幌でも、代表でも感じられたことで、そこの考え方は変わったかなと思います。