W杯にも?「西野ジャパンには今野泰幸が欠かせない」説を検証する
日本代表・西野朗新監督に推薦
W杯メンバーにオススメの「新戦力」(2)
今野泰幸(ガンバ大阪/MF)
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急きょ、日本代表を率いることになった西野朗新監督は、W杯本番で守備的なサッカーをするのか? それとも、攻撃的なサッカーをするのか?
残念ながら、就任会見ではその点については曖昧な言い回しでお茶を濁したため、実際のところは、ふたを開けてみなければわからない。
しかし、どちらのスタイルを選ぶにせよ、西野監督にとっては絶対に欠かせないタイプの選手がいる。それは、中盤の低い位置で汗をかき、相手チームの"10番タイプ"の選手に仕事をさせない守備的ミッドフィルダーだ。
例えば1996年、西野監督がU-23日本代表を率いてアトランタ五輪に挑み、守備的なサッカーで優勝候補のブラジルを破った『マイアミの奇跡』で言えば、服部年宏がその役割を担った。服部は本来左サイドバックの選手だったが、その試合ではブラジルの司令塔ジュニーニョ・パウリスタのマーク役を任され、世紀のジャイアント・キリングに大きく貢献した。
あるいは、ガンバ大阪の指揮官を務めて、攻撃的なサッカーでJリーグ王者に輝き(2005年)、アジアチャンピオンズリーグを制覇した(2008年)時代で言うと、橋本英郎や明神智和らがそうした役目を果たした。
とりわけ明神は、西野監督が柏レイソルを率いていた時代もボランチとして重要な役割を担い、その仕事ぶりが高く評価されてガンバに引き抜かれた経緯がある(2006年)。西野監督の指導キャリアを語るうえで、絶対に欠かせない選手のひとりだ。
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