ハリルJの「起爆剤」。南野拓実への期待が高まるワケ (3ページ目)

  • 飯尾篤史●文 text by Iio Atsushi
  • photo by Getty Images

 8日のシリア戦は、グループ首位に立つ難敵との、今予選最大の山場。「絶対に勝たなければならない一戦。ここで悪い結果が出れば、グループ1位の可能性がなくなってしまう」と指揮官も認める、極めて重要なゲームだ。

 この大一番には、9月に消化したW杯予選、カンボジア戦(3-0)、アフガニスタン戦(6-0)でピッチに立ったメンバーを中心に臨むことになるだろう。ここで、グループ最大のライバルをしっかりと叩き、グループ首位を奪取する。

 そしてその5日後、テヘランでのイラン戦は、これまで強豪と対戦する機会にめぐまれなかったハリルジャパンにとって、格好の強化の場となる。8万人収容のアザディースタジアムが満員になることが予想されるこの一戦では、ここまでのチーム作りの進捗(しんちょく)度や方向性を確認すると同時に、思い切って新戦力を試すことのできるゲームでもある。

 ならば、南野にも出場機会は必ず訪れるはずだ。主力の顔ぶれが固まりつつあるチームに新風を吹き込み、活性化してくれることを期待したい。

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