2015.05.22

今野泰幸が語る「ハリルホジッチと歴代監督の比較論」

  • 佐藤俊●取材・文 text by Sato Shun photo by AFLO SPORT

 ヴァヒド・ハリルホジッチが日本代表監督に就任してから2カ月が過ぎた。代表としての活動は3月の親善試合(チュニジア戦/2-0、ウズベキスタン戦/5-0)を含めた1週間、そして5月12、13日に行なわれた国内合宿しかない。だが、監督自身の個性やチ-ムマネジメント、ル-ル、戦術について発信されるニュ-スは、これまでになく刺激的だ。ジーコ、イビツァ・オシム、岡田武史、アルベルト・ザッケローニという歴代の指揮官の指導を受けてきた今野泰幸(ガンバ大阪)は、新監督をどう見ているのだろうか――。

「3月の親善試合で初めて集まった時、まず感じたのは、これから日本代表を改革していくぞという強い決意ですね」

ジーコ監督時代から代表に招集され続けている今野泰幸 新監督はどういう人間なのか。今野ら選手が緊張しながら集まるなか、最初に始まったのは長いミーティングだった。

「印象的だったのは、ミーティングの回数と長さ。これからどういうサッカーをしていくのかということを選手の意識に落とし込むために、何回もミーティングがありました。その最中、監督が強く言いたいことは何度も繰り返し言いましたね。たとえば、日本のスタンダードを変えていこうとか、縦に速いサッカーをやっていこうとか。具体的にアトレティコ・マドリードとか、ドルトムントなどのチーム名を挙げて、こういうサッカーをしたいという話をしていました。長いミーティングっていろんな話をしますけど、最終的に何をやりたいのか分からない時がある。でも、監督がやろうとしているサッカーは、すごく明確で分かりやすかった」

 今野は、直感的に「ついていける監督だ」と思ったという。