ライバル・韓国が感じた「日本代表の素朴なギモン」 (5ページ目)
「日本サッカーが後退しているとは思わないが、自信を失い、停滞しているようには映る。そんな今の日本に必要なのは、ビッグネームの監督ではなく、若くて、積極的で、強烈なアグレッシブさで選手たちを鼓舞する指揮官ではないか。例えば、かつてのフィリップ・トルシエのように。あのころの日本には、勢いと、まとまりと、メリハリがあった。野心にあふれた監督が来てこそ、日本は再び目を覚まし、復活できるのではないか」(ソ・ホジョン記者)
もっとも、誰になろうとも、新監督の招聘だけですべてが解決するとは限らない。日本代表の練習を取材して、その淡白さに驚いたというリュ・チョン記者は語る。
「日本の選手たちは自己満足がすぎて、淡白すぎる。綺麗なパスサッカーばかりにこだわらず、選手たちはもっと勝負に貪欲になるべき。もっと感情を剥き出しにしてもいいのではないか。そういう強烈さを持つ選手がキャプテンになって、日本代表の体質改善を図るべきだと思う。長谷部では少々、物足りない。プレイはもちろん、精神的にも強く頼れる本田にそろそろキャプテンを任してはどうか。本田なら、日本代表の体質改善を強力に進められるのではないかと思う」(リュ・チョン記者)
一方、ペ・ジンギョン記者は、「メディアやサポーターたちがもっと活発に、日本サッカーの現状と進むべき道に関して議論しあうべき」と問いかける。
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