【なでしこ】U-17女子W杯、グループリーグ突破で整った頂点への準備
3月15日にコスタリカで開幕したFIFA U-17女子ワールドカップで、日本はグループステージを3戦全勝で戦い終え、首位で決勝トーナメント進出を果たした。
ニュージーランド戦でゴールを決めて喜ぶ小林里歌子(左)と長谷川唯(右) 日本が入ったのはスペイン、ニュージーランド、パラグアイのグループC。
初戦がいきなりグループリーグの山場になった。敵はヨーロッパの強豪スペインのみならず、キックオフは灼熱の太陽が照りつける14時、そしてほぼ止むことのない強い風も同時に攻略しなければならない。
開始早々にいきなりスペインにシュートを見舞われるもこれは枠外。日本の初シュートはその4分後のDF松原志歩(セレッソ大阪堺レディース)のもの。一進一退を繰り返す流れの中でも落ち着いて対応した日本は43分、MF杉田妃和(藤枝順心高)のコーナーキック(CK)がそのままゴールへ。GKが防いだこぼれ球をDF宮川麻都(日テレ・メニーナ)が頭で押し込んで先制。
初戦の緊張に耐えた前半最後の時間帯での得点でチームに勢いがつき、相手にはこれ以上ないダメージを与えて後半へ入る。そして日本が再びゴールネットを揺らすまでに時間はそうかからなかった。51分、再び杉田からのフリーキック(FK)をニアサイドのMF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)が後ろへそらすと、走り込んでいた松原がキレイに合わせてゴール。こうなると日本のペース。スペインを圧倒し、初戦を2-0で制した。
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