2013.07.11

まだ遅くない。W杯で結果を求めるならば、監督交代が最適な手段

  • 渡辺達也●構成 text by Watanabe Tatsuya
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

識者が語る「ザックジャパン改造計画」(1)
セルジオ越後氏

W杯出場権を世界最速で獲得した日本は、意気揚々とコンフェデレーションズカップに臨んだ。だが、グループリーグ3戦全敗。世界との差を痛感させられた。W杯まで残り1年、日本はこの差をどうやって埋めていけばいいのか。まず、辛口批評で有名なセルジオ越後氏が分析する――。

コンフェデレーションズカップでは不可解な采配が多かったザッケローニ監督。
 日本代表がコンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ)で3連敗を喫し、世界との力の差を見せつけられて、もう半月が過ぎた。

 大会後、選手、監督、関係者、そしてメディアと、誰もがブラジルW杯まで「あと1年」と言って、残り少ない時間に焦りを示しつつ、その中で何ができるかが重要だと声高に語っていた。だが、半月経っても、具体的な解決策は何も出てきていない。唯一、7月20日から開催される東アジアカップで新戦力が発掘できるかもしれない、といった程度の話題しかない。

 メディアにいたっては、惨敗したコンフェデの結果を徹底的に検証するわけでもなく、惨敗した結果をまるでなかったことにするかのように、静まり返っている。その間、テレビや新聞で伝えられるのは、さまざまなイベントに参加している日本代表選手ののほほんとしたニュースばかり。現状のままでは1年後、いやすでに残り11カ月後となったW杯まで何も変わらず、無駄に時間を食い潰してしまうだけではないだろうか。

 もちろん、W杯本番でもグループリーグで3連敗して帰ってくるつもりならば、それでもいい。しかしそれ以上の結果を目指して、周囲も上位進出を期待するならば、本来、一日たりとも無駄にできないと思う。コンフェデでは、それほど世界との差があることが明らかになり、日本に足りないものがたくさんあることがわかったからだ。