【日本代表】脱マンネリ。戦力の底上げにつながったラトビア戦での新たな試み (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Fujita Masato,Hayakusa Noriko

代表初招集で後半に出場した大津代表初招集で後半に出場した大津 あとは選手個々が、所属クラブでしっかりとレベルアップできるかどうかだろう。彼ら自身の手で、ザッケローニ監督に「また試してみたい」と思わせるだけの実績を示す必要があるからだ。初のA代表を経験した大津は言う。

「まずはチーム(VVVフェンロ)で活躍すること。しっかりと結果を出していきたい」

 もちろん、1試合だけでザッケローニ監督が心変わりしたのかどうかを推し量るのは難しい。だが、これだけテスト的な要素が強く打ち出された試合は珍しく、過去にあまり例のない画期的な試合だったことは確かである。

 日本代表の2013年初戦のラトビア戦は、今後に新たな展開を期待させるという意味で、非常に価値ある試合だったのではないだろうか。

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