【なでしこ】高校サッカーベスト4決定。優勝候補・常磐木学園の強さの秘密に迫る (4ページ目)

  • 松原渓●取材・文 text by Matsubara Kei 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

「日ノ本は確実に勝ち上がってくると思うし、自分たちが倒さなければいけない相手。しっかり勝ちたい」という道上の言葉に象徴されるように、常盤木はインターハイのリベンジに燃えている。事実上の決勝戦と言ってもおかしくない、このライバル同士の対決が16日の準決勝で実現する。

 トーナメントの逆の山の準決勝では、神村学園高等部(鹿児島)と京都精華女子高校が対戦。神村学園は、福元美穂(湯郷ベル)、柴田華絵(浦和レッズ)、高良亮子(INAC神戸)吉良知夏(浦和レッズ)、堂園彩乃(浦和レッズ)ら、なでしこリーグで活躍する選手を多く輩出している九州の名門だ。準々決勝では、2−1と湘南学院高校(神奈川)を破ってベスト4に進出。決勝点を決めた布志木香帆は、湯郷に内定していると言われる169センチの大型ストライカーだ。

 京都精華女子高は、関西予選では第4代表での出場ながらも、2回戦で常葉学園橘高校(静岡)に2-1、準々決勝で大商学園(大阪)に1-0と、強豪相手に粘り強い守備から接戦を制し、ベスト4に進出した。

 常盤木が2連覇を成し遂げるのか、はたまた違う結果が待っているのか。全日本女子高校サッカー選手権大会は16日の準決勝を経て、17日に決勝戦を迎える。
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