【プロ野球】武田一浩が語る、佐藤輝明がメジャーで活躍するためのポイント 同じく移籍を目指す牧秀悟は「厳しい部分」も指摘 (3ページ目)
――メジャーで評価が分かれそうな部分ですか?
武田 そうですね。守備がよくないと試合に使ってもらうのは難しいですし、特にメジャーのセカンドはショートから転向した選手も多く、みんな身体能力が高いです。そして、守るだけではなくクリーンナップを打てるだけの打撃力も求められますからね。牧がメジャーでセカンドを守るには、長打力も守備力も高めたいところです。
――武田さんがダイエー時代にチームメイトだった井口資仁さん(野球日本代表トップチーム監督)もメジャーでセカンドを守っていましたが、どう見ていましたか?
武田 彼は足が速くて肩も強かったですし、もともとはショートを守っていましたからね。バッティングも徐々に力をつけていって、ホームランを打てるようになったので、走攻守の三拍子がそろったプレーヤーとして評価されていたと思います。
バッティングに関しては牧も負けていませんが、村上や岡本、佐藤のような長打力があるわけではないので、バッティング以外の部分でも評価を上げないと厳しいでしょう。ただ、今年30本のホームランを打ちましたし、年齢的(28歳)にもまだ伸びしろはあるかもしれません。
メジャー挑戦が何年後になるかはわかりませんが、もう少しホームランを打てるようにしておきたいんじゃないですか。併せて、守備をどれだけレベルアップできるか。日本人野手がメジャーで活躍できるようになってきていますから、牧にもぜひ挑戦してもらいたいですね。
(後編:メジャー挑戦の動向が注目される3投手を武田一浩が分析 適応のカギを握るのは?>>)
【プロフィール】
武田一浩(たけだ・かずひろ)
1965年6月22日、東京都生まれ。明大中野高を経て明治大に進み、六大学通算20勝8敗という成績で、1987年にドラフト1位で日本ハムに入団。1991年に18セーブを挙げて最優秀救援投手に輝く。その後、先発に転向して1993年には10勝をマーク。1995年オフにトレードでダイエーに移籍。1998年に13勝で最多勝のタイトルを獲得した。同オフにFA宣言をして中日に移籍し、1999年のリーグ優勝に貢献。2002年には巨人に移り、史上3人目となる全球団からの勝利を達成した。同年限りで現役を引退。2006年の第1回WBCで投手コーチを務めた。そのほか、プロ野球、メジャーリーグ中継で解説を務めるなど幅広く活躍している。現役時代の通算成績は341試合、89勝99敗31セーブ、1008奪三振、防御率3.92。
著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。
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