検索

【プロ野球】メジャー挑戦の動向が注目される3投手を武田一浩が分析 適応のカギを握るのは?

  • 浜田哲男●取材・文 text by Tetsuo Hamada

武田一浩インタビュー 後編

(前編;佐藤輝明がメジャーで活躍するためのポイント 同じく移籍を目指す牧秀悟は「厳しい部分」も指摘>>)

 今オフは阪神の佐藤輝明だけでなく、メジャー挑戦の動向が気になるピッチャーも多い。ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦が注目される平良海馬(西武)と伊藤大海(日本ハム)、海外FA権を取得した髙橋光成(西武)の動きも注目を集めている。その3投手について、武田一浩氏に見解を聞いた。

かねてからメジャー挑戦の意向を表明している西武の平良 photo by Sankei Visualかねてからメジャー挑戦の意向を表明している西武の平良 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る

【メジャーでも通用しそうな平良の武器】

――平良投手は先発としての挑戦を示唆しています。どのくらいメジャーで通用すると見ていますか?

武田一浩(以下:武田) コントロールがよくて160キロを出せて、そのうえで球種も多いですから、どのチームの先発でもある程度通用すると思います。また、先発でもセットアッパーでもクローザーでも結果を出しているので、獲得を考えている球団は「どこを任せても投げられるだろう」という評価をしているでしょう。

――平良投手の一番の武器は何だと思いますか?

武田 とにかく真っすぐの質、コントロールがいい。そこが持ち味じゃないですか。メジャーでは173cmという身長をネガティブにとらえる人もいたりしますが、馬力があるので大丈夫だと思います。メジャーのバッターは力がありますし、高い技術も兼ね備えたバッターが多いのですぐに対応してくると思いますが、コントロールがいいのでなんとかなるはずです。

――どの球団がフィットしそうですか?

武田 それは難しいですが、たとえばロサンゼルス・ドジャースはタリク・スクーバルの去就次第でしょう。ただ、ドジャースは平良の希望する先発ではなくリリーフを任せたいんじゃないかと思いますし、平良が先発をやりたいなら他のチームでしょうね。

 今井達也(ヒューストン・アストロズ)はメジャー1年目で苦戦していましたが、平良はコントロールがいいので大丈夫なんじゃないかと。今井はボールに対応できていなかった部分がありますけど、平良はあまり気にしないで投げそうな気がします。まぁ、実際にやってみないとわかりませんけどね。

【伊藤もまずはコントロール】

――続いて、伊藤投手についてはいかがですか?

武田 伊藤もメジャーに行くとしたら先発でしょうね。そういうタイプですから。ポスティングシステムを利用した際に獲ってくれる球団があるかどうか。でも、今年はあまりよくなかった(防御率3.18、10勝10敗)ので、そこを本人がどう考えるかですね。

 日本ハムで優勝したいという思いも強いような気がしますし、もう1年くらい日本でやるんじゃないかと。今年はあまり球速が出ていませんでした(平均球速148.4キロ)。いい年に比べてボールの質もあまりよくなかったような感じでしたね。

1 / 3

登録は簡単! チェックを入れてボタンを押すだけ 詳しくはこちら

著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

【写真】実力派の野球美女たち。私服・ユニフォーム姿の厳選カット集(19枚)

キーワード

このページのトップに戻る