【日本シリーズ】DeNA牧秀悟は「まったく手が出なかった」 古巣を知り尽くすソフトバンク山本祐大が仕掛けた巧妙な心理戦 (4ページ目)
1日の移動日を挟み、舞台は福岡へと移る。2年前の日本シリーズでも、DeNAは本拠地で2連敗という苦しいスタートだった。しかし、敵地で迎える第3戦の試合前に選手ミーティングを開き、チームの結束を高めると、そこから怒涛の4連勝。下克上で日本一の座をつかみ取った。
今回も、あの時のような巻き返しを図るために、何か考えていることはあるのだろうか。そう尋ねると、牧は慎重に言葉を選んだ。
「福岡に移動してチームの雰囲気も変わるでしょうし、その時にどうなるかですね。チーム全員、出場していない選手も戦う気持ちは強いので、何とか巻き返していきたいと思います」
2年前とは異なる粘り強さと勝負強さを見せるソフトバンクに対し、DeNAは反撃に転じることができるのか。華やかな一発だけではない。走者を進める打撃、二死からの粘り、泥臭く1点を奪いにいく執念。そうした積み重ねで勝利をもぎ取ることができるのか。
2年前と同じように本拠地で連敗を喫したDeNAが、再び奇跡の逆転劇を演じるために、今こそチームとしての真価が問われている。
著者プロフィール
石塚 隆 (いしづか・たかし)
1972年、神奈川県出身。フリーランスライター。プロ野球などのスポーツを中心に、社会モノやサブカルチャーなど多ジャンルにわたり執筆。web Sportiva/週刊プレイボーイ/週刊ベースボール/集英社オンライン/文春野球/AERA dot./REAL SPORTS/etc...。現在Number Webにて横浜DeNAベイスターズコラム『ハマ街ダイアリー』連載中。趣味はサーフィン&トレイルランニング。鎌倉市在住
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