【プロ野球】5球団競合の逸材はなぜ苦しんだのか? 2016年ドラフトの答え合わせで浮かび上がった「最大の勝者」は? (2ページ目)
柳は2021年に最優秀防御率(2.20)と最多奪三振(168)の2冠に輝くなど、中日投手陣の軸として奮闘している。
加藤は、2018年オフに登録名を「矢崎拓也」に変更。2023年には54試合で24セーブをマークするなど、リリーフで活躍した。2024年オフの現役ドラフトでヤクルトに移籍し、翌2025年は45試合に登板したが、登録名を「拓也」に変更した今季は7試合の登板にとどまった。
濵口はルーキーイヤーの2017年に10勝(6敗)を挙げ、新人特別賞を受賞したが、その後は伸び悩み、2024年オフに三森大貴との交換トレードでソフトバンクに移籍。ただ、2025年4月には国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けるなど、結局一軍登板の機会はなく、オフに戦力外通告を受け、現役を引退した。
【高校生BIG4と同期たちの現在地】
「高校生BIG4」では、今井が頭ひとつ抜けた。西武で2024年に最多奪三振(187)を獲得し、2025年は24試合で10勝5敗、防御率1.92、178奪三振と圧巻の投球を披露。同年オフにポスティングシステムを利用してアストロズに移籍した。
藤平は先発では結果を残せなかったが、2024年からリリーフに定着し、才能が開花。47試合で防御率1.75と抜群の安定感を見せると、今春のWBCでは、ケガの影響で出場を辞退した平良海馬(西武)の代役として侍ジャパンに追加招集された。
一方、寺島は通算36試合で1勝にとどまり、2022年限りで現役引退。高橋も左ヒジのコンディション不良などに苦しみ、通算46試合で8勝にとどまり、今井、藤平とは明暗が分かれた。
オリックスが単独で1位指名した山岡泰輔(東京ガス)は2019年に13勝4敗で最高勝率(.765)のタイトルを手にした。近年はおもにリリーフとして活躍。2025年には41試合に登板するなど、ブルペンの一角を支えた。
3位以下にも「当たり」がいる。阪神3位の才木浩人(須磨翔風高)は、2025年に防御率1.55で最優秀防御率に輝くと、今季は3年連続の2ケタとなる10勝(5敗)を挙げ、最多奪三振(175)を獲得した。
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