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【プロ野球】阪神・大山悠輔の1位指名に会場騒然 しかし、2016年最大の「お宝」はドラフト9位に眠っていた (2ページ目)

  • 内田勝治●文 text by Katsuharu Uchida

【DeNAで眠っていた大砲の覚醒】

 同じ2016年ドラフト組からは、2018年にも新人王が生まれている。楽天3位の田中和基(立教大)である。球界では希少な両打ちの外野手は、プロ2年目にブレーク。105試合で打率.265、18本塁打、45打点、21盗塁の活躍で、球団史上初となる野手の新人王に輝いた。

 しかし、その後は定位置をつかみきれず、今季は一軍出場がないままシーズンを終え、その後、現役引退が発表された。通算615試合で打率.214、31本塁打、94打点、47盗塁。2024年から2年間、選手会長としてもチームを支えた。

 田中、佐々木を外した巨人が指名した吉川尚輝(中京学院大)は今季までで894試合で840安打、広島4位の坂倉将吾(日大三高)は904試合で797安打。阪神5位の糸原健斗(JX−ENEOS)は近年こそ出場機会を減らしているものの、2018、2019年と2年連続で全143試合に出場した。

 大器の覚醒にも触れておきたい。今や中日の主軸に成長した細川成也(明秀学園日立高)は、DeNAが5位で指名した選手だった。高校時代は甲子園出場こそなかったが、通算63本塁打を放つなど、長打力には定評があった。プロ1年目の2017年10月3日に一軍デビューを果たすと、初打席でいきなり本塁打。翌日の試合でも一発を放ち、2リーグ制以降の高卒新人では史上初となる、デビューから2試合連続本塁打を記録した。

 ところが、その後は一軍に定着できず、DeNAの6年間で放った本塁打はわずか6本。2022年オフに初めて実施された現役ドラフトで中日へ移籍した。すると、2023年に140試合出場で24本塁打、2024年は全143試合に出場し打率.292、23本塁打と一気に開花した。今季はキャリアハイの25本塁打と、4年連続で20本塁打以上をマーク。来季、工藤公康新監督の下でも、中軸として期待が集まる。

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