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【プロ野球】チャンスで打てない中日打線には"逃げ道"が必要? 今中慎二が説くベンチからの指示の重要性 (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Tetsuo Hamada

【相手にとって怖い打線とは】

── 打線のオーダーに関してはいかがですか?

今中 理想を追い求めるオーダーを組むのもいいと思いますが、それよりもピッチャーが嫌がるような打線を組むほうが効果があるんじゃないかと。自分はピッチャーだったので、なおさらそう思いますね。

── 最近は、好調の福永裕基選手を1番に起用することが多くなっています。

今中 いいと思いますよ。先頭に調子がいいバッターがいると、最初から警戒しなければいけないですから。2試合連続で先頭打者ホームランを打ったりしていますからね。2番には細川成也や村松開人、上林誠知、田中幹也などいろいろなタイプの選手を起用してきましたが、ノーサインでフリーに打たせるのであれば細川でも全然いいですよ。一発があるので相手は怖いでしょうし、ガンガン打って初回から大量点を狙うという狙いが見えるオーダーじゃないですか。

 細川に進塁打を打たせるのであれば、2番に置く意味はありません。そうであれば彼の持ち味が生かせませんし、相手も怖くない。村松を2番に入れるのであれば、ある程度いろいろなことができますよね。相手がどちらを嫌がるのか、という話です。

── 2番に細川選手を起用するなら、戦略も変わるということですね。

今中 そうすればいいと思うんです。(8月18日の)広島戦5回表の無死一塁、2番の細川の時に3ボール2ストライクからランエンドヒットをかけたのですが、当てにいこうと変なスイングをして空振りゲッツーになった。この試合は初回も細川はゲッツーで、本人は「そのことも頭にはあった」と話していましたが、それは仕方がないですよ。ランエンドヒットを仕掛けるのであれば、器用な選手を2番に入れないといけません。

 あと、突然ジェイソン・ボスラーが4番に入る試合がありましたが、それまで4番だったミゲル・サノーに何かがあったのかなと。もちろん意図があれば構わないのですが......。いずれにせよ、打線はけっこう変わりますよね。

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