【プロ野球】今中慎二が中日に厳しいゲキ CS争いで窮地の古巣に「やるべきことを、やらずに負けるから尾を引く」
今中慎二が語る今の中日 前編
8月の2度の5連勝などで、クライマックスシリーズ(CS)圏内が目前に迫った中日。しかし、連勝の直後に連敗を喫するなど波に乗れず、3位DeNAとは6.5ゲーム差(9月7日時点、以下同)と厳しい状況に。なぜ勝負どころで流れをつかみきれなかったのか、終盤戦の戦い方について、かつて中日のエースとして活躍した今中慎二氏に聞いた。
CS進出が厳しくなった中日の井上一樹監督 photo by Kyodo Newsこの記事に関連する写真を見る
【ロースコアの試合を落とす理由】
── 連勝したかと思えば連敗するなど、今季の中日は好不調の波が激しい印象です。
今中慎二(以下:今中) 8月に限らず、ここ数年はずっとそんな感じですよね。ちょっとしたきっかけで連勝が止まり、それが尾を引いているのか、連敗が始まってしまう。きっかけになるのはエラーや記録には残らないミスですが、選手の起用法が影響していることもあると思います。
それと、ランナーは出すけど点が取れない場面が目立ちますが、打てないのは今に始まったことではありません。中日に限らず、低迷しているチームはだいたい同じですね。点が取れそうで取れない状況を改善できず、負けています。
── 先制しても逆転されるケースが多く、ロースコアの試合でなかなか勝てていません。
今中 先発が頑張っていても、リリーフがことごとくやられていますね。やっぱり、ロースコアの試合で勝てるチームが上にいます。1点を取る、1点を守る。地味な野球ですけど、それができなければ上にはいけないんです。
(ホームランウイングができて)バンテリンドームが狭くなり、ホームランはよく出ていますが(チーム本塁打数107本はリーグ2位)、相手チームにもけっこう打たれています。ホームランが増えたら勝てるという考え方は間違っていないですけど、それだけでは勝てないということが証明されましたね。
あと、"各駅停車"のような走塁が多いですし、細かい野球ができていません。そのひとつひとつが得点力の低下に大きく影響しています。足が速いか遅いかという問題ではなく、ひとつ先の塁を狙う姿勢です。足が速くなくても、やれることはあるので。
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著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。





















