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【プロ野球】今中慎二が中日に厳しいゲキ CS争いで窮地の古巣に「やるべきことを、やらずに負けるから尾を引く」 (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Tetsuo Hamada

【借金が20近くあるのにAクラスというのは無理がある】

── 先発ピッチャー陣は、ベテランの大野雄大投手をはじめ、カイル・マラー投手、柳裕也投手、金丸夢斗投手が防御率2点台です。

今中 ただ、9勝を挙げている大野以外は勝ち星が伸びていません。勝負どころでことごとく打たれています。やっと味方が点を取ったと思えば、次の回にすぐ失点したり、逆転されたりしている。トータルの防御率はいいのですが、「ここを頑張って抑えないと勝てない」という場面で失点してしまう印象です。

 流れを相手に渡してしまい、「まだいけるんじゃないか」という気にさせてしまう。それで終盤にリリーフ陣が打たれて負けるというパターンが多いです。打線の援護がないと言われたりもしますが、援護してもらった直後に点を取られていては、試合の主導権は握れません。

── 一時は3位のDeNAとのゲーム差が1.5まで縮まりましたが、大きく離されてしまいましたね。

今中 ゲーム差だけを見れば1.5まで迫りましたが、その時点ではヤクルトと広島を含む4チームの差があまりなかったじゃないですか。DeNAと中日の2チームで争うなら一喜一憂してもいいと思いますが、同じ日に4チームが負けるわけではありませんし、だから難しいんです。

 仮に、中日が3連敗したDeNAとの3連戦(8月28日~30日)で勝ち越したり、スイープしたりしていたとしても油断できない状況に変わりはなかったでしょう。中日は9月に、苦手とするビジターゲームが多いので、かなり不利な条件で戦うことになりますね。

 前提として、借金が10以下にならないとAクラスなんてまず無理です。今年は3位~6位の4チームが負け越している状態。ゲーム差がずっと5ゲームくらいだったので、「CSにいけるんじゃないか」とも言われていましたが、借金が20近くあるのにAクラスというのは無理があります。

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