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【プロ野球】現状維持を選ばなかった男の決断 福田周平が語る外野転向とリーグ3連覇の舞台裏 (2ページ目)

  • 佐々木亨●文 text by Sasaki Toru

【都市対抗での大活躍が導いたプロ入り】

── プロ野球という世界でプレーできたことは、福田さんの人生にとっても大きなもので、その「プロ」になったこと自体がターニングポイントだったと思います。

「そうですね。アマチュア時代は「プロ」になるためにやっていたと言っても過言ではありませんでした。明治大を経て入社したNTT東日本でプレーした社会人野球時代は、ドラフト解禁年を迎えた大卒2年目(2016年)で指名を受けてプロへ行きたかったのですが、結果的に指名はされず......。そして、翌年17年の3年目にオリックスからドラフトで3位指名を受けた。プロ入りが決まった時は、やはりうれしかったですね」

── NTT東日本での2年目、都市対抗野球大会では11打数6安打7打点でチームのベスト8に貢献。その年でのドラフト指名はありませんでしたが、翌3年目の都市対抗野球大会では20打数11安打で大会最高殊勲選手賞にあたる橋戸賞を獲得し、優勝の立役者となりました。その活躍も大きな決め手となってプロへの扉が開かれました。

「NTT東日本での3年目となった都市対抗野球大会は、いま振り返ってもいい形で運びましたね。あそこまで都市対抗で活躍できていなかったらプロにはなれなかったと思いますので、僕にとって都市対抗野球大会は大きなものになりましたね。

 ただ、正直なところ、社会人野球でプレーしているなかで(ドラフト指名に関して)オリックスの話は聞こえてこなかったので、実際に指名された時はサプライズというか、ビックリしました。自分のプレーを「見ていてくれたんや」という思いでしたね」

── 巡り合わせもありながら、オリックス・バファローズに入団したのが2018年。実際に入団したチームは、福田さんにとってどんな球団だったのでしょうか。

「楽しかったですよ。入団当時はチームとしてBクラスが続いていましたし、春季キャンプでもあまりお客さんが少なくて「こんなものか」と思っていましたが、だんだんとチームが強くなっていて人気が出て、お客さんも増えていった。そういうものを間近でずっと見て、チームの成長とともに人気が出る様子を見られたのは、ほんとによかったです」

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