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【インタビュー】巨人の若き希望、泉口友汰が振り返る2年目の飛躍 打率でリーグ2位も「多くのチャンスを潰してしまった」 (3ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文text & photo by Shiratori Junichi

 泉口は「昨シーズンの一番悔しかった打席」として、7月9日に福島県で行なわれた中日戦の最終打席を挙げた。

 その試合は、ルーキーの荒巻悠と泉口の2本のホームランで2点のリードを奪うも、最終回に登板した守護神のライデル・マルティネスが細川成也に逆転3ランを被弾。その裏、巨人は二死満塁のチャンスを作り、泉口がバッターボックスに入ったが......レフトフライに倒れ、試合は終了した。

「僕が打てば勝てたかもしれない状況で、最後のバッターになってしまって本当に悔しかったです。でも、すぐに次の試合があるので、いつまでも失敗を引きずっていても仕方ない。(ネガティブな感情を)抱えている"暇がない"という感覚で、気持ちを切り替えました」

 その言葉通り、2日後のDeNA戦で2安打を放ち、チームも延長11回に坂本勇人の勝ち越し本塁打が生まれ、勝利を収めた。

【自分の応援歌ができた時の喜び】

 泉口は監督選抜で、オールスターゲームに初出場した。「とにかく楽しかった」という球宴の2戦目には、初打席でタイムリーを放った。

 8月には、泉口専用の応援歌もできた。シンプルなメロディと、泉口の力強いプレーを表した歌詞が印象的だ。

「僕はプロ野球の応援歌が好きで、『歌を作ってもらえる選手になる』ということを目標のひとつに掲げていましたから、自分の応援歌ができると聞いた時は本当にうれしかったです。

 青学大時代にはチャンスの場面で、大学の先輩である吉田正尚さん(ボストン・レッドソックス)の応援歌が流れるなかで打席に入ったこともありました。僕ももっと活躍して、後輩に応援歌を使ってもらえるような選手になりたいですね」

 泉口は最後に、2026年シーズンの目標についてこう語った。

「昨シーズンはある程度の結果を出せたと思いますが、危機感を持ちながら練習に取り組みたいです。チームもシーズンは3位、CSも2連敗という悔しい結果に終わってしまったので、今年こそはリーグ優勝と、その先にある日本一を達成できるように頑張りたいです」

 さらなる高みを目指してグラウンドに立つ背番号35は、チームに再び栄冠をもたらすことができるのか。その行く末を見守りたい。

【プロフィール】

泉口友汰(いずぐち・ゆうた)

1999年5月17日生まれ、和歌山県出身。ショート。大阪桐蔭高校で2年秋からベンチ入りし、3年時の春夏の甲子園出場。春のセンバツでは優勝に貢献した。青山学院大学では1年時春からレギュラーとして活躍。チームが8シーズンぶりに1部昇格を果たした3年秋の2部リーグ戦ではMVPに選ばれた。4年時には主将を務め、卒業後はNTT西日本でプレー。2年目の2023年のドラフト会議で巨人から4位指名を受けて入団した。

著者プロフィール

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