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【プロ野球】阪神1位・立石正広が語る野球観とメンタル 「現状維持は退化。満足したらいつか絶対に終わる」 (2ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

── 人狼ゲームですか(笑)。立石選手は上手に嘘がつけず、心理戦では苦戦しそうなイメージがあるのですが。

「たしかに強くはないんですけど、最近やっている『ワンナイト人狼』は進化しているので面白いです。自分みたいに弱い人こそ、怖さがあるんですよ。たとえば『吊人(てるてる)』ってキャラクターがいて、人狼でも村人でもなく、個人として戦いに参加するんですけど、自分が処刑されればその時点で勝ちになるんです。だから『この人、人狼っぽいけど、わざと殺されにいっていないか?』と思わせる心理戦もあって。弱い人にとっても、楽しめる人狼になっているんです。ほかにもいろんなキャラがあって......。こんな人狼の話をしていて、いいんですか?(笑)」

── 立石選手の素の部分が透けて見えるので、むしろありがたいです(笑)。

「よかったです(笑)。門脇さんなんて、人狼がめちゃくちゃうまいんですよ」

── 戦術的な思考を持った選手というイメージがあります。

「そうですね。あの人には芯があります。人間として見習うことばかりです」

【野球だからこそのネガティブさはある】

── これは勝手な見立てですが、立石選手は強い芯を持つ一方で、謙虚さとネガティブさが表裏一体で存在しているイメージがあります。取材する立場としては、「もっと自信を持ってもいいのでは?」と思うことも。立石選手自身はどう感じますか?

「......たぶんですけど、(筆者に向かって)人狼お強いですよね?」

── えっ、やったことないです。なぜですか?

「見抜かれているので(笑)」

── そうでしたか(笑)。

「自分でもわかっているんですけどね。野球だからこそのネガティブさもあるとは思うんですけど」

── 立石選手のように野球を追求しようとすればするほど、その奥深さに直面して迷ってしまうのではないですか? 新しい扉を開けたと思ったら、その先にたくさんの扉が待っているような......。

「そうなんです。難しいですね」

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