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緒方孝市は小園海斗、2人の外国人の活躍を称賛 一方で広島・野手陣の昨季から残る課題も指摘した (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――新井貴浩監督が来季で4年目を迎えます。エールを送るとすれば、どのような言葉になりますか?

緒方 今年のペナントレースは、阪神の圧倒的強さを見せつけられたシーズンでした。広島からすれば早い段階で優勝をあきらめざるをえないシーズンになってしまいましたし、ファンのみなさんも非常に残念だったと思います。特に、阪神に対して6勝19敗と大きく負け越し、そこまで力の差をまざまざと見せつけられてしまうと、応援する気持ちが多少なりとも落ちていってしまいますよね。

 圧倒的な強さで優勝した阪神ですが、全チームに勝ち越す"完全優勝"をしたわけではありません(中日に12勝13敗と負け越し)。全部のチームに勝ち越すのは難しいんです。シーズンによって、どこかのチームに対して相性がいい、悪いといったことはどうしてもあるので。ただ、やはり優勝チームとの力の差ですよね。これだけの差があると、悔しさも倍増します。
 
 来年は今年の悔しさをぶつけて巻き返してほしいですし、優勝争いの輪に加わってシーズン終盤までファンのみなさんが盛り上がれるようなシーズン、チームとファンの皆さまが一体となって戦えるシーズンになることを願っています。

(後編:期待を寄せる広島の若手たち  投手では岡本駿、野手では佐々木泰などにさらなる飛躍の予感」>>)

【プロフィール】

緒方孝市(おがた・こういち)

1968年生まれ、佐賀県鳥栖市出身。1986年に広島東洋カープからドラフト3位で指名され入団。2008年まで主に外野手として活躍し、盗塁王のタイトルを3度、ゴールデングラブ賞を5年連続で受賞した。2009年に現役を引退後、コーチとして後進の指導。2015年に監督に就任すると、2016年から18年にかけてチームを球団史上初の三連覇に導いた。2019年に退任後、野球評論家などで活躍中。

著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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