【日本シリーズ】柳町達の四球が起点となった「95イニングぶり」の覚醒 ソフトバンクが10得点の猛攻でタイに (3ページ目)
だけど、柳町は言う。
「正直、きついと思いました。でも、心を折られながらも乗り越えられた。自分のなかに立ち上がる能力がついたのかわからないけど、自信にはつながっていると思います」
今季は自身初めて規定打席をクリアし、小久保裕紀監督からも「チームに欠かせないピース」と認められるようになった。そしてパ・リーグで最も多くの四球を選び、最高出塁率(.384)のタイトルにも輝いた。
あの運命の1球は、野球の神様が味方したのかもしれない──ふと、そんなふうに思うのだ。
令和に蘇る怪物・江川卓の真実──。
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高校時代から「怪物」と称され、法政大での活躍、そして世紀のドラフト騒動「空白の一日」を経て巨人入り。つねに話題の中心にいて、短くも濃密なキャリアを送った江川卓。その圧倒的なピッチングは、彼自身だけでなく、共に戦った仲間、対峙したライバルたちの人生をも揺さぶった。昭和から令和へと受け継がれる“江川神話”の実像に迫る!
著者プロフィール
田尻耕太郎 (たじり・こうたろう)
1978年生まれ、熊本市出身。 法政大学で「スポーツ法政新聞」に所属。 卒業後に『月刊ホークス』の編集記者となり、2004年8月に独立。 九州・福岡を拠点に、ホークスを中心に取材活動を続け、雑誌媒体などに執筆している。
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