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【プロ野球】中日で頭角を現したルーキーコンビを今中慎二が分析 負けが先行するエース髙橋宏斗は「一本立ちしないと」 (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――ルーキーでいうと、ドラフト4位の捕手・石伊雄太選手が捕手としてチーム最多の58試合に出場。首脳陣の期待に応えています。

今中 頑張っていると思います。盗塁阻止率はリーグ2位の.405ですし、いい送球をしますよね。リード面に関してはまだまだこれからでしょう。結果が出る時、出ない時がありますが、それは経験値。特に、リリーフのピッチャーをリードする時の経験が大事かなと。

 先発ピッチャーは長いイニングを投げるので、いろいろなボールを何球か受けているうちにいいボールとよくないボールを選別していけばいいのですが、リリーフのボールは一瞬で判断しなければいけません。先発ピッチャーはよくないボールも投げてイニングを重ねていかなければいけませんが、1イニングしか投げないリリーフにはよくないボールを要求してもダメ。そういう時のリードも経験を積んで覚えていくものだと思います。

 あと、結局投げるのはピッチャーなんですよね。真ん中に投げたボールをいかに打ち損じさせるかが一番大事なので。

――打撃面はいかがですか? 主な成績はここまで、打率.255、2本塁打となっています。

今中 ある程度試合慣れしてきて、それに伴ってバッティングもよくなったと思うんです。結局は、一軍のピッチャーと対戦することが大事なんですよ。ファームの成績がよくても、それが一軍の成績に直結するとは限らないので。試合に出続けて一軍のピッチャーのレベルを経験できていることが大きいです。

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