ロッテ・寺地、DeNA・松尾、中日・石伊 伊東勤が球界の未来を担う「打てる捕手」候補の3人を分析 (4ページ目)
── 中日には木下拓哉選手や宇佐見真吾選手といった捕手がいます。
伊東 木下は5月末に左太ももを負傷してしまいました。ただ、ここまでの石伊の働きを見ていると、木下が復帰したとしてもチャンスは多いでしょう。高橋宏斗をはじめ中日は好投手が多く、広いバンテリンドームを本拠地としており、守り勝つ野球が信条のチームです。そのチームの司令塔として、試合をつくっていってもらいたいですね。
伊東勤(いとう・つとむ)/1962年8月29日、熊本県生まれ。熊本工高3年時に甲子園に出場。 熊本工高から所沢高に転入し、転入と同時に西武球団職員として採用される。 81年のドラフトで西武から1位指名され入団。強肩と頭脳的なリードでリーグを代表する捕手に成長し、西武の黄金時代を支えた。2003年限りで現役を引退。04年から西武の監督に就任し、1年目に日本一に輝く。07年限りで西武の監督を退任し、09年にはWBC日本代表のコーチとして連覇に貢献。その後も韓国プロ野球の斗山のコーチを経て、13年から5年間ロッテの監督として指揮を執り、19年から21年まで中日のコーチを務めた。
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