ヤクルトのドラフト1位ルーキー・中村優斗は「レベルの高さを毎日痛感」も「一軍に上がって金丸夢斗と投げ合いたい」 (3ページ目)
松本は中村のピッチングについて、次のようにイメージしたという。
「まずコントロールがいいので、"自分との戦い"にならずに、しっかりバッターと勝負できる。ストライク先行で、いろんな球種でストライクを取って、真っすぐで差したり、また変化球に戻したり......。それに真っすぐが速いから、相手はある程度ポイントを前に置かざるを得なくなって、そこを変化球でストライクを取ったり、空振りを取ったりもできる。一軍のバッターは当然いろいろ考えながら打席に立っていますが、こちらも考えながら投げられるピッチャーなのかなと。『もうこれしかない』ってならないですからね(笑)」
【金丸夢斗と投げ合いたい】
次回も二軍での登板が見込まれているが、一軍のマウンドに立つ日はそう遠くないはずだ。中村は、今年の目標について「1年間投げきることを目指しています」と語った。
「周囲のレベルの高さを毎日痛感していますが、それが逆にモチベーションにもなっています。本当に毎日が勉強の連続で、この1年間で学べることをしっかり吸収して、まずは一軍で活躍するイメージを持って取り組んでいきたいです」
5月27日、神宮球場で行なわれたヤクルト対中日戦では、ドラゴンズのドラフト1位ルーキー・金丸夢斗が先発した。勝敗こそつかなかったが、6回1失点(自責点0)の堂々たるピッチングを見せた。
中村はその試合をテレビ観戦したという。
「金丸とは一緒に旅行したこともあるくらい、すごく仲がいいんですよ(笑)。アイツはほんとにすごい投手ですし、投げ合いたかったので、正直めちゃくちゃ悔しかったですね。でも、いつか必ず投げ合える日が来ると信じています」
中村優斗への期待は、日を追うごとに高まっている。
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著者プロフィール
島村誠也 (しまむら・せいや)
1967年生まれ。21歳の時に『週刊プレイボーイ』編集部のフリーライター見習いに。1991年に映画『フィールド・オブ・ドリームス』の舞台となった野球場を取材。原作者W・P・キンセラ氏(故人)の言葉「野球場のホームプレートに立ってファウルラインを永遠に延長していくと、世界のほとんどが入ってしまう。そんな神話的レベルの虚構の世界を見せてくれるのが野球なんだ」は宝物となった。以降、2000年代前半まで、メジャーのスプリングトレーニング、公式戦、オールスター、ワールドシリーズを現地取材。現在は『web Sportiva』でヤクルトを中心に取材を続けている。
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