篠塚和典が選ぶ巨人歴代ベストナイン 「ON抜き・V9以降」の条件で名前が挙がったのは? (4ページ目)
――ほかには小久保裕紀さんや小笠原道大さん、村田修一さんなどもサードを守っていた時期がありました。
篠塚 それぞれ巨人で活躍してくれた、いい選手たちであることは間違いありません。ただ、ひとりを選ぶとなると、OBとしてはどうしても生え抜きの選手を選んでしまいます。やはり、そのポジションを守り続けた年数を重視したいからです。移籍してきた選手だと、どうしても期間が短くなってしまいますから。
――ここまでのメンバーも豪華ですね。続く後編では、外野手を選んでいただくほか、歴代ベストナインを率いるうえでふさわしい監督、さらにはオーダーを組んでもらいたいと思います。
篠塚 わかりました。よろしくお願いします。
【プロフィール】
■篠塚和典(しのづか・かずのり)
1957年7月16日生まれ、東京都出身、千葉県銚子市育ち。1975年のドラフト1位で巨人に入団し、3番などさまざまな打順で活躍。1984年、87年に首位打者を獲得するなど、主力選手としてチームの6度のリーグ優勝、3度の日本一に貢献した。1994年を最後に現役を引退して以降は、巨人で1995年~2003年、2006年~2010年と一軍打撃コーチ、一軍守備・走塁コーチ、総合コーチを歴任。2009年WBCでは打撃コーチとして、日本代表の2連覇に貢献した。
著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。
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