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ロッテ3位指名の東洋大・一條力真が吐露した苦悩の4年 「もし高校からプロに行っていたら、今ごろクビになっていたかも......」 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

「本当ですね。大学でも終わりかけていたくらいなので、もし高校からプロに行っていたら今ごろクビになっていたかもしれませんね。支えてくれた方もいっぱいいましたし、東洋大学に来てよかったと感じています」

 近い将来、もし一條力真が真価を発揮する日が訪れたとしたら。プロ野球ファンはきっと、「なぜこの選手をドラフト3位で獲れたんだ?」と驚くに違いない。


一條力真(いちじょう・りきま)/2003年2月10日、茨城県生まれ。常総学院高時代から好投手として注目されるも、甲子園出場経験はなし。プロ入りも期待されたが、志望届は提出せず東洋大に進学。大学では1年からリリーフで登板する。4年秋は東都2部リーグに優勝に貢献。24年ドラフトでロッテから3位指名を受けた。身長192センチ、体重90キロ、右投左打

著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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