独走ソフトバンク唯一の不安、山川穂高不振のワケ 名コーチが指摘する「ズレ」とは? (3ページ目)
これはあくまで想像の域を超えないが、「打たなきゃ」という思いが強いあまり、強引になっている部分もあるのではないか。そのことで体が開き、外のボールが届きにくくなっている。
とはいえ、8月に入ってからのバッティングを見ると、少しずつ感覚を取り戻しつつあるのはたしかだ。あれこれと考えすぎず、まずは自分のタイミングで打つこと。その結果、以前のように外角のボールを巻き込むようにして叩けるようになったら、その時が本当の復調のサインだろう。
著者プロフィール
木村公一 (きむらこういち)
獨協大学卒業後、フリーのスポーツライターに。以後、新聞、雑誌に野球企画を中心に寄稿する一方、漫画原作などもてがける。韓国、台湾などのプロ野球もフォローし、WBCなどの国際大会ではスポーツ専門チャンネルでコメンテーターも務める。
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