元プロ野球選手の父・許銘傑も認めたチャーハンが自慢 行列の町中華『東東』のジェンジェンに突撃インタビュー (3ページ目)
【大学では夢の通訳に向け勉強中】
ーー『東東』にはどのくらいの頻度で働いていますか?
週5日、働いてます。朝から夜までフルの日もあれば、大学の授業が終わったあとに夜だけ働く日もあります。お店の定休日には授業を詰め込んでます。
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ーー大学では何の勉強を?
大学ではスペイン語を勉強してます。小さい頃から通訳に憧れがあって、調べたら世界で英語、中国語の次にスペイン語の話者が多いそうなんです。一応、中国語と英語は話せるので、「スペイン語もマスターしたらどこでも行けるじゃん!」と思ったのですが......難しすぎてヤバいです。
ーーなぜ通訳に憧れたんですか?
西武時代のお父さんの通訳さんとは家族ぐるみの付き合いがあって、その方はとてもフレンドリーだったんですけど、仕事になると顔つきが変わるんです。その姿がすごくカッコよかったから、私も通訳を目指したいなと。
ーー野球選手の通訳を目指すのもよさそう。
先日、台湾の両親に会いに行った時、お父さんから「将来はどうするの?」と聞かれたので、「『東東』も考えてるけど、通訳の仕事も捨てきれないんだよね」と言ったら、「俺が上の役職になったら俺の通訳になるか?」って(笑)。
そうなったら、野球選手はメキシコ人などスパニッシュも多いので、ちゃんと勉強しなくちゃですね。まだ就活はできてませんが、今後は通訳に必要な資格の勉強もしていきたいです。
現役時代の許銘傑さんの「父の日」を祝う 写真/ジェンジェンさん提供この記事に関連する写真を見る
ーー今後も『東東』と関わっていく場合、どのようなお店にしていきたいですか?
(最寄りの)松飛台駅は見てのとおり何もないですが、すごく人情味の溢れる町です。そんな地元の方々に愛される町中華をコンセプトに、世界中のいろんな方に『東東』で食べてもらえるようになったらいいな、って理想像はあります。
だからまずは第2店舗、ゆくゆくは海外展開なんてできたらいいですね。その際に、語学力を生かして仲介人、橋渡し役をできたら素敵だなと思ってます。
ーー夢が広がりますね。インタビュー後編ではお父さんの許銘傑さんの素顔についてお伺いします。
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後編<父は元西武・許銘傑 人気の町中華『東東』看板娘・ジェンジェンが明かす「台湾の星」の素顔「LINE返さないと拗ねる」>を読む
【プロフィール】
許維娟 シュウ ウェイジェン
2002年、埼玉県生まれ。幼馴染の池田穂乃花さんが店主を務める『東東』で高校3年生の頃から働いている看板娘。現在、大学4年生。父は元プロ野球選手で、現在は台湾・楽天モンキーズ投手コーチの許銘傑さん。
著者プロフィール
武松佑季 (たけまつ・ゆうき)
雑誌ライター。1985年、神奈川県秦野市生まれ。編集プロダクションを経てフリーランスに。インタビュー記事を中心に各メディアに寄稿。東京ヤクルトファン。サウナー見習い。
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