久保康友がドイツで苦労していること「今月使えるお金は、あとこれだけか......」 (3ページ目)
ドイツで再会した久保康友(左)と村田透(右)この記事に関連する写真を見る── ドイツ語の習得はどうですか?
「まったく(ダメ)です」
── 英語は?
「英語もまったく」
── 言語はあまり得意ではない?
「得意じゃないのと、あとたぶん、興味もないんでしょうね」
── メキシコでスペイン語はどうしていましたか?
「通訳がいたんですよ。だから超快適でした。ずっと観光していましたし。試合後、チームがバスで移動しているのに、僕だけ飛行機で逆方向に行ったりとか(笑)。山に行ったり、ジャングルに入ったり......。
日曜日にナイターで投げて、夜中の12時くらいに町中を走っているバスに乗り込んで、田舎のほうに行って遺跡を見て、そして火曜日の練習までに帰ってくる......っていう生活でした(笑)。それも通訳がいたからできたんです。ひとりやったら、できなかったですね」
── ドイツでの1日の流れを教えてください。
「朝起きて、ブランチみたいなのを食って、部屋でストレッチして、昼過ぎにジムに行って、それが終わってから練習日にはグラウンドに行きます。アカデミーがある時は子どもたちの練習を見にいきます。練習は毎日じゃないんです。多くて週3日ですね。ほかの選手はみんな働いていますから。だから練習と言っても、スタートは18時以降です」
── チームとの契約は1年ですか?
「ですね。複数年とか、ないでしょ(笑)」
── その後のことは考えていますか?
「いや。世界中、ずっと放浪したいです」
── 次に行きたい国は?
「世界遺産1位のイタリアです」
── ホストファミリーとの生活はどうですか?
「チームと契約した時、最初はルームシェアという話だったんです。だけどこっちに来る1〜2週間くらい前に急遽、変更になりました。理由はわからないです。僕、料理も何もできないし、ルームシェアだと料理や洗濯も自分でやらないといけないので、逆によかったです」
── ふだんの食事は?
「ホストファミリーが作ってくれたり、Aldi(※ドイツのスーパーマーケット)に行ってパンやソーセージや卵を買ってきて焼いたりして。ホストファミリーにキッチンの使い方を教えてもらって、それくらいはやるようになりました(笑)。
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