小澤怜史の先発抜擢に山崎晃大朗の2番起用...独走ヤクルトを支える高津流・適材適所「起用すれば、あとは祈るだけ」 (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Sankei Visual

 前半戦のヤクルトを取材して実感したのは、選手たちの個がひとつの線になった時、チームはとても強くなるということである。そのためには大胆な選手起用も必要で、そのことを高津監督に聞くとこんな答えが返ってきた。

「意外と起用してしまえば、あとはお祈りしています。それではいけないのかもしれないですけど、『彼ならやってくれるだろう』と思うところと、『頼む、お願いします』というところのふたつあります(笑)」

 2年連続リーグ制覇に向け、順調に歩みを進めているヤクルトだが、高津監督は常に進化を求めているのだった。

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る