レジェンドOB岩瀬仁紀が2021年の中日を総括。「負けているのにベンチで笑顔が見られるなんて...」 (5ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Koike Yoshihiro

---- さて、来季は立浪和義さんの監督就任が確実視されています。新体制で中日はどのように変わっていくでしょうか?

「チームの雰囲気は絶対に変わるはずなので、楽しみですよ。厳しいことを言うようですが、現状は勝っても負けても緊張感が足りないと感じます。チームが負けているのに、ベンチで笑顔が見られるなんてありえません。立浪さんが監督になったら、そんな雰囲気は絶対に変わるはずです。勝つことに対する執念、勝負根性が出てこないと」

---- 立浪さんなど、勝負根性のかたまりのようなイメージがあります。

「今の中日打線で一番根性が入っているように見えるのは、ピッチャーの柳ですからね(笑)。彼からは『意地でも打ったる』という執念を感じますよ。野手からもそういう選手が出てこないと。今の選手は、すごくきれいに野球をやろうとしすぎているように感じます」

---- 愛ゆえの苦言や提言の数々、ありがとうございました。

「いえいえ。でも、立浪さんが監督になることで、少しでもチームがピリッと緊張感が出るといいなと思います。来季のドラゴンズが楽しみです」

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