岡本和真の昨年と今年の違いをラミレスが指摘。何ができていないのか? (4ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Sankei Visual

 開幕からおよそ2カ月が経過した。あらためて、現状の岡本についてラミレス氏は言う。

「40試合が終了した時点で、ちょっと打率は低いけど、ホームランも打点もトップ争いをしています。もうスランプではなく、復調していますよ。次の10試合程度、つまり50試合目くらいまでには打率を2割8分程度に上げて、10数本のホームラン、50打点くらいはクリアしているんじゃないかな? ジャイアンツの4番だから多少のことでは欠場しません。6連戦で3~4本のホームランを打つことは、彼なら十分あり得ますからね」

 そして、ラミレス氏はこんな言葉で岡本について総括した。

「彼に関してはまったく心配はない。シーズンが終わって気づいてみれば、いつものようにいい数字を並べてシーズンを終えていますよ。30本塁打以上、90~100打点は確実ですから。今年だけじゃなく、今後も数年は、それぐらいの成績を残せますよ」

 それは、巨人の第74代4番から、現役の第89代4番打者に送る、最高のエールだった。

■アレックス・ラミレス公式YouTubeチャンネル
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巨人を熱くするチアリーダーたち

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