2021.02.10

田中将大はどうなる? メジャーから日本球界に復帰した男たちの明暗

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 2014年から昨シーズンまでヤンキースでプレーした田中将大の楽天復帰が決まった。日米通算177勝を挙げた、今年33歳の"働き盛り"のメジャーリーガーの復帰に、楽天ファンのみならず、プロ野球界全体が盛り上がっている。

 これまでも、日本人メジャーリーガーが日本球界に活躍の場を戻すケースは数多くあった。

2012年のオフ、メジャー球団から同時に阪神に移籍した福留孝介(奥)と西岡剛(手前) 2014年に田中と共にヤンキースでプレーした黒田博樹は、2015年に古巣の広島に復帰。複数のメジャー球団から高額でのオファーがあった中で、「最後はカープで終わりたい」という古巣愛を貫いた姿勢は、「男気復帰」と大きな話題になった。

 40歳でNPBに復帰した初年度の2015年は11勝。2016年は10勝を挙げ、チームの25年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献した。40代投手の2年連続2ケタ勝利は、2リーグ制移行後では、工藤公康(元西武ほか、現ソフトバンク監督)に続いて2人目。右投手では史上初だった。

 リーグ優勝を置き土産に、同年限りで引退。引退後は、広島在籍時に着用した背番号15が球団の永久欠番になり、広島市内の商店街内には引退記念の石碑が設置されるなど、名実ともに球団の"レジェント"になっている。

 今季から楽天を率いる石井一久監督も、メジャーから日本球界に復帰し、存在感を示した選手のひとり。2002年にポスティングでドジャースに移籍し、メッツを経て、2006年に日本球界に復帰した。復帰の際は複数の球団が手を挙げたが、黄金期の盟友である古田敦也がプレイングマネージャーを務めることが決まっていた古巣・ヤクルトを選んだ。

 メジャー移籍前の直球主体の投球とは打って変わり、メジャー時代に習得したツーシーム、カットボール、チェンジアップなどの変化球を効果的に交える技巧派へとスタイルチェンジ。復帰1年目は11勝、2008年にFA移籍した西武でも2度2ケタ勝利を達成するなど、NPB復帰後8年で65勝を積み上げた。